【読んだらショックかも…】イソマルトオリゴ糖の危険性とデメリット
こんにちは!皆さんの健康をサポートする、栄養士をしています。
イソマルトオリゴ糖を毎日摂取すると、腸内環境が良くなるメリットもありますが、危険性やデメリットがあるのはご存じですか?
イソマルトオリゴ糖って、どんなオリゴ糖?って思った方!
必ず一度は目に触れていますよ。
スーパーやドラッグストア(薬局)に行くと、大容量ボトルに入った「オリゴ糖製品」がたくさん売られていますね。
大容量ボトルに透明の液体。こんなのです。
今回は、数あるオリゴ糖のひとつ、イソマルトオリゴ糖のネガティブな面に焦点を当てて情報を共有したいと思います。
まずは、この記事の結論から。
- 遺伝子組み換えの原料が使われている商品もある
- 危険な農薬が使われている恐れがある
- ポストハーベスト農薬が使われている恐れがある
- 血糖値を上げるブドウ糖と麦芽糖が結構な割合で含まれる-GI値はけっして低い甘味料ではない
- 甘みは砂糖の半分・カロリーは2割減-ダイエットには不向きの甘味料
イソマルトオリゴ糖って何から出来てるの?
まずは、イソマルトオリゴ糖の原料を知っておいてくださいね。
主な原料と産地がこちらです。
- トウモロコシ(アメリカ)
- ジャガイモ(日本)
- サツマイモ(日本)
イソマルトオリゴ糖のメインの原料は、輸入トウモロコシ(乾燥・姿)です。
アメリカから輸入した乾燥トウモロコシ(姿)は、日本でデンプンに加工されます。
さらに、国産のジャガイモやサツマイモのデンプンと合わせ、酵素の反応を利用して作られるのが、イソマルトオリゴ糖です。
アメリカ産のトウモロコシは大変コストが安いので、トウモロコシだけを原料にした商品もけっこうあります。
イソマルトオリゴ糖シロップには添加物は一切含まれず、原料のみです。
イソマルトオリゴ糖5つのデメリット&危険性
では、デメリットと危険性について、ひとつずつ深掘りしていきますね。
これまで、ずーっとイソマルトオリゴ糖シロップについて観察しています。
メイン原料のアメリカ産トウモロコシに関して、最初は遺伝子組み換え不使用でした。
それがやがて不分別となり、今では「遺伝子組み換え原料を使っている」と、はっきりと伝えてくれる商品もあります。
もちろん、商品を見ても、わかりません。
こちらからメーカーに聞くことで、初めて教えてくれる情報です。
流れ的には、遺伝子組み換え原料が主流になっていくのかもしれません。
致し方ない流れではありますが、5年後には遺伝子組み換えトウモロコシがあたりまえになっているかもしれません。
また、メーカーは必ずこう言います。
「遺伝子組み換えの影響を受けるたんぱく質は残留していないので、問題ありません」
確かに理屈ですが、遺伝子組み換え食品は、どのような影響が出るのか情報が十分にない状態です。つまり、絶対に安全とは言い切れないんですね。
メーカーにアメリカ産のトウモロコシにはどんな農薬が使われているのか聞いても「そこまでは追えない、わからない」という返答しかもらえませんでした。
国産のサツマイモとジャガイモについても教えてもらえず不明です。
国内産のジャガイモやサツマイモといえども、実は、殺虫剤の「ネオニコチノイド系農薬」が使われている恐れがあります。
オリゴ糖の種類の中では一番人気のラフィノース(ビートオリゴ糖)の原料である甜菜(砂糖大根)の栽培にもネオニコチノイド系農薬が使用されています。
ネオニコチノイド系農薬とは、1990年頃から使われ始めた殺虫剤のことで、稲・野菜・果樹・茶など、あらゆる食べ物の殺虫に用いられています。
- 水にさらしても洗っても取れない農薬
- 作物表面から浸透し作物全体が毒性を持つに至る
- 発がん性疑惑農薬と言われている
西欧諸国では、2000年代初頭からネオニコチノイド系農薬の使用規制が始まっていました。
日本のネオニコチノイド系農薬は7種類の化学物質が登録されていますが、EUではそのうちの1つ「アセタミプリド」以外は使用禁止です。
日本は世界の流れに逆行しています。日本の農薬への規制はゆるゆるのため、人体への悪影響が叫ばれています。
先進国でガンが増えているのは日本だけという事実からも、基準値のゆるい日本の農薬も無関係ではないでしょう。
国産だからと言って安全とは限らないんです。
複数のメーカーにポストハーベスト農薬を使っているか確認してみたところ、「不使用」「不明」「使用」と回答はバラバラでした。
個人的には、おそらく多くの商品に使われているだろうなという認識です。
ポストハーベスト農薬とは、収穫後の農作物の長期保管や輸送中の腐敗・カビ・虫害を予防する※食品添加物です。
※食品添加物扱いは日本側のていのいい方便です。
日本では使用が禁止されていますが、アメリカなどの諸外国では許可されています。
- 通常畑で使われる農薬の100から数百倍濃い濃度で使われている
- 農作物の中まで浸透する危険性がある
- 発がん性も懸念されている
日本の農薬事情はけっこう危険です。知らないって恐い↓↓
こーゆー事になっちゃってんだよね? pic.twitter.com/npIFxuOsBU
— BULLET (@nbe222) April 24, 2023
この記事が、日本の農薬事情を考えるきっかけになると嬉しいです。
いろんなイソマルトオリゴ糖シロップの成分を分析してみると、だいたいこんな感じでした。おおよその目安としてください。
- イソマルトオリゴ糖:37.5%
- ブドウ糖と麦芽糖:37.5%
- 水分:25%
イソマルトオリゴ糖50%という表記は固形成分中50%という意味です。100g中に固形成分が75g(残りの25gは水分)とすると、そのうちの50%、つまり37.5gがオリゴ糖ということになります。残りの37.5gは、他の糖(ブドウ糖と麦芽糖)が含まれているということです。
原料がほぼ同じなので、だいたいどの商品もこのような成分構成になるのではと推測します。
ブドウ糖と麦芽糖の合計が、イソマルトオリゴ糖の割合を超える商品はなかったです。
ここで注目してほしいのは、イソマルトオリゴ糖と【ブドウ糖と麦芽糖】が同じ割合で含まれている点です。
ブドウ糖と麦芽糖は血糖値を上げます。GI値もけっして低くありません。
ですから、糖尿病の方やダイエットしている方は、気をつけて使ったほうが良いオリゴ糖の種類と言えます。
砂糖の代わりにイソマルトオリゴ糖シロップを使おうと思っている方もいるかもしれません。
でも待ってください!
イソマルトオリゴ糖シロップの甘味度は、砂糖の約半分。
カロリーは、砂糖より2割低い程度なんです。
1Lの大容量といえども、砂糖と同じ甘さにしようとすると大量に使ってしまいます。
さらに、知らないうちに高カロリーになってしまうため、ダイエットにも不向きなのです。
消費も意外と早く、決してコスパが良い商品とは言えないかもしれませんね。
砂糖代わりの甘味料が欲しいだけならこんな商品もあります。
イソマルトオリゴ糖4つのメリット
もちろんイソマルトオリゴ糖にもメリットは、たくさんあります。
その中から代表的な4つのメリットについてお伝えします。
イソマルトオリゴはトクホ成分です。
ビフィズス菌を増やして腸内の環境を良好に保つので、おなかの調子を整えます。
甘みはじゃっかん弱いにしても、全くクセのない甘さなので砂糖代わりに使えます。
熱や酸で成分が損なわれることはありません。なので調理などにも利用できます。
虫歯の原因菌であるミュータンス菌のエサになりにくい性質があります。
イソマルトオリゴのおすすめの摂り方
これはイソマルトオリゴに限ったことではありませんが、オリゴ糖は1種類だけ集中的に摂ってもあまり意味がありません。
腸内に10種類以上いるビフィズス菌にまんべんなくエサを与えるためには、複数の種類のオリゴ糖を摂取するのが効果的です。
特に便秘の解消が目的なら、複数の種類のオリゴ糖が最初から含まれた食品やサプリメントがお勧めです。
一度にたくさん、ではなく、一日に数回に分けてオリゴ糖を摂ることも効果を高めてくれる秘訣ですよ。
複数種類のオリゴ糖が最初から含まれているオリゴ糖はこちら>>
まとめ
食の安全性が叫ばれているにも関わらず、遺伝子組み換えやゲノム編集の傾向は高まっていくものと思われます。
完璧な商品を求めること自体が無理な時代になってしまいました。
私たち消費者には、如何ともし難い大きな流れを感じざるを得ませんね。
では、私たちはどうすればいいのでしょうか?
比較的安全に見える商品をいくつか見つけ、危険性がある成分が蓄積するリスクを回避する以外ないと思います。
一番NGなのは、同じ商品を使い続けること。リスクを分散していくのが、今の時代に必要な自己防衛手段ではないのでしょうか。
イソマルトオリゴ糖を砂糖代わりに使うのもいいでしょう。
でも、他の砂糖代替甘味料もローテンションしながら使いましょう!
探せば、ある程度安全そうで低GIの甘味料ってあるものです。
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