妊婦の便秘解消にオリゴ糖はもう常識?おすすめの種類をご紹介!
妊娠中の便秘は薬に頼れないので、辛い思いをされている妊婦さんが多いのではないでしょうか。
妊娠中の便秘対策としてオリゴ糖に興味があるのだけれど・・・
オリゴ糖は妊娠中に摂っても大丈夫?
危険性はないの?
大丈夫だとして、どのような種類のオリゴ糖がおすすめなの?
・・・などなど
妊娠中の便秘対策としてのオリゴ糖について
この記事では明らかにしていきたいと思います。
オリゴ糖の役割
オリゴ糖はビフィズス菌の栄養素となって腸内の善玉菌を増やします。
腸の中がいつも良い環境であれば、免疫機能も上がり体調も良いのですが、腸の機能が低下すると冷えや便秘などの症状が出て、体調不良に陥ってしまいます。
オリゴ糖には体内の善玉菌を増やし、腸内環境を調える働きがあると共に腸内の不要なものを吸着し、体の外に出す働きもあります。
妊娠中の便秘対策にオリゴ糖は大丈夫?
オリゴ糖は野菜(砂糖大根、トウモロコシ、サトウキビ等)や牛乳など自然由来の食品を酵素の力を利用して抽出したものです。
そのため妊娠中に使用しても大丈夫です。
ただ、過剰摂取すると腹痛や下痢などの症状が出る可能性があります。
オリゴ糖は摂取量にさえ注意していれば、安全な食品と言えるでしょう。
妊婦さんにも安心して摂取できるオリゴ糖なら早い人で2〜3日もすると効果が実感できますよ。
妊婦さんのオリゴ糖選びのコツ
妊婦さんの便秘解消にオリゴ糖は安心して使用できますが、オリゴ糖選びには細心の注意をはらいましょう。
というのも、オリゴ糖商品の中には人工甘味料や香料、保存料が添加されたものも出回っているからです。
原材料をよく確かめてから購入するようにしましょう。
次の3条件を満たしたものであれば、ほぼ間違いないですよ。
- 純度の高いもの
- 難消化性
- 複数種類のオリゴ糖が配合されている
シロップタイプよりも粉末タイプのほうが純度が高いです。
オリゴ糖の純度が高ければ高いほどいいでしょう。
難消化性のオリゴ糖は、胃や小腸で分解されずに、ダイレクトに大腸まで届きます。
そして、善玉菌の餌となり、腸内環境を整えます。
腸内環境が整うことにより、妊婦さんの便秘解消が期待できます。
難消化性のオリゴ糖にもさまざまな種類のものがあります。
- ビートオリゴ糖
- フラクトオリゴ糖
- ガラクトオリゴ糖
- 乳果オリゴ糖
- ミルクオリゴ糖
- 大豆オリゴ糖
- キシロオリゴ糖
- コーヒーオリゴ糖
ざっとあげただけですが、これだけの種類があります。
この中のどれか一つというよりも、複数種類のオリゴ糖がミックスされている商品を選ぶのがコツですよ。
オリゴ糖は最初から複数種類配合されているブレンドタイプを選ぶのがコツですよ。
単種類のオリゴ糖よりも複数種類配合されたオリゴ糖のほうが良い理由を教えてください。
それは、こういうことです。
腸内にいる善玉菌にもエサ(オリゴ糖)の好き嫌いがあります。
善玉菌Aは、オリゴ糖Aが好き、オリゴ糖Bは嫌い。
善玉菌Bは、オリゴ糖Aは嫌い、オリゴ糖Bは好き。
というふうに、善玉菌にもエサ(オリゴ糖)の好みがあるのです。
そのため複数種類のオリゴ糖を腸内に送り込むことにより、まんべんなく腸内の善玉菌を元気にさせることができるのです。
妊婦さんの便秘とオリゴ糖Q&A
妊娠すると黄体ホルモン(女性ホルモンの一種)が通常の20倍も分泌されます。
黄体ホルモンには子宮の収縮を防ぐ働きがあり、このホルモンのおかげで流産しにくい母体となるのですが、黄体ホルモンには腸のぜん動活動を鈍らせてしまう性質があるので、どうしても便秘になってしまうのです。
お腹の赤ちゃんのためには優しい方法で便秘を予防し、改善していきたいものです。
薬に頼らず一刻でも早く便秘を解消するには、食習慣と運動習慣を見直すことです。
三食バランス良く食べ、散歩など軽い運動をし、便秘解消のためにも良質の水をたっぷり飲みましょう。
三度の食事も工夫して、オリゴ糖を含むアスパラガス、ニンニク、ゴボウ、タマネギ、トウモロコシ、バナナ、大豆製品などをとりましょう。
オリゴ糖を朝、ヨーグルトと一緒に食べると、大腸内でビフィズス菌のエサになります。
ビフィズス菌が増えると腸内環境がよくなるので腸はぜん動運動を取り戻して活発になり、便秘は解消されます。
一日の摂取量は5g、スプーン1杯が目安です。
ビタミンCも善玉菌のエサとなるので朝食に柑橘系のフルーツなど一緒にとるとよいでしょう。
まとめ
オリゴ糖は整腸作用があり、便秘解消効果が期待できます。
生まれてくる赤ちゃんのためにも上手に取り入れて健やかな日々を過ごしましょう。
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